Jyaichanのブログ

最新オーストラリアの日常日記

オーストラリアでのビザ近況6 LHCとプライベート保険

 今回は少しややこしいですが、保険が絡んだ話をしようと思います。みなさんはLHC(Life Time Cover) という存在は聞いたことがありますか?LHCとはオーストラリアで2000年7月から始まった新政策であり、国民にプライベート保険(ホスピタルカバー)を若いうちから加入させそれを継続させようという政策のようです。簡単にまとめると以下の通りです。

 

LHC(Life Time Cover)の要点

・31歳の誕生日の次の7月1日までにホスピタルカバーに加入するとLHC Loadingという保険料上乗せを払わなくてよい(※ただし移民の場合は年齢関係なく初めてメディケアに加入した日から12ヵ月以内に加入すれば上乗せはなし)

 

・毎年2%ずつ加算されていき、最高は70%

 

・LHC Loadingは10年間継続(10年加入後は上乗せ分は払わなくてよい)

 

・LHC Loadingはホスピタルカバーにのみ適用

 

他にも例外など色々あるようですがここでは割愛します。

 

 さて、なぜここでこんなややこしい話がでてきたのかといいますと、上記赤字にある条件に私があてはまるからです。メディケアに新しく加入した30歳以上の方はプライベートの保険(ホスピタルカバー)に入るか決断をする時なのです。そして私は加入する選択肢をとりました。また、ここで重要なのはメディケア加入の際にLife Time Health Cover letterが必要かという項目があるのです。このletterを保険会社に提出することでLHC Loadingがかからなくなります。ですのでみなさんひとまずletterは貰っておいても良いかもしれないですね。(メディケア申請時にもらい忘れても電話でも請求は可能です)

 

 ちなみに私が加入した保険はAustralian Unityという会社のSimple Saver with $750 Excess (Basic Plus)というプランです。決め手は歯科の検診やリメディアルマッサージのカバーがついていて月$100ほどだったからです。例えばこのプランの場合リメディアルマッサージは年間$300カバーがついています。1回お店に行った際ににカバーしてくれるのが60%です。以前からマッサージにちょくちょく行っていたので、私にはちょうど良いプランでした。今まで入っていたBupa(Overseas Visitors Health Cover:485visa保持者は絶対に入らないといけない海外からの滞在者保険)を解約はしましたが内容を引継ぐことでいくつかの項目ではwaiting periodなしでいけました。また、今までつけていた妊娠カバーを外しました。メディケアがきたのでもし妊娠・出産の場合は公立の病院を選ぼうと考えたゆえです。余談ですがAustralian Unityには急遽電話で保険加入を行ったのですが電話口のお兄さんの早口が全然理解できず地獄でした。いっそ電話を切ってやろうと思ったくらいです。

 

 プライベート保険は強制ではないので皆さんの経済状況や健康状態によって入る、入らないは決められるべきだと思います。ですがLHC Loadingの存在や高収入の方は保険に入ることで節税になったり、出産のときに私立を選べる選択肢など色んな情報を予め知っておくと自分にとってのメリットも見えてきやすいのではないかなぁと思いました。